学習漫画「二宮金次郎」は経済書だった
こんばんわ。パーパパです。
ブログを3日サボってしまいました。
ブログって1日休むと「まぁいいか。」となってしまいますね。
人間の本質は怠惰。
小さなことでも毎日意識して頑張っていかないといけない、積小為大です。
積小為大 ー 小さなことが集まって、初めて大きなことができるということで、そのためには、どんな小さな努力も軽く見てはいけないということわざです。
今日は積小為大ってことで二宮金次郎さんのお話です。
・・・?
すいません、さっき知った言葉なのでつい使いたくなってしまいました。
積小為大なんて言葉知りません。
積小為大=二宮金次郎ってことはもっと知りません。
というか、「せきしょういだい」で変換しても「石商医大」と商業なのか医学を学べるのかわからない大学名が出てくる始末です。
先ほど二宮金次郎の漫画を読んだのでつい書いてみたくなりました。
娘のパナコは本が好きなので、たまに本を買うのですが、最近は我々夫婦が勝ってくる本は好みではないらしく、なかなかヒットしない日が続いていました。
そんな中、妻の母から「シュバイツァー」と「二宮金次郎」の伝記がおすすめだとアドバイスをいただきました。
渋い・・・
私と妻からは出ない発想でした。
ということで、早速本を購入しました。 ↓
ちなみに義母曰く、歴史の勉強が始まる前に、とっつきやすい漫画で時代背景をなんとなく知ることが重要なので、本よりも漫画が良いらしいです。
早速ページをめくると、「天明の大ききん」により数十万人の飢え死にするところからスタート。(そしてゾンビみたいな絵がやたらリアル。。)
あの、、、お母さん、全然とっつきやすくないんですけど。笑
簡単に二宮金次郎さんが何を為された人かを紹介しますと、
江戸時代中期の人で、農民の出ながら藩主や幕府に取り立てられて役人として、その卓越した指導力で農業を教え、数多くの村を救った偉人です。
薪(本当は”柴”らしいです)を担いで勉強している銅像のイメージしかなかったですが、誠実さと実力とカリスマを持っていて、今の政府にいていただきたい人物です。
偉人あるあるですがかなり壮絶な人生で、
①子供の頃に不運で家が貧乏のどん底に落ちる
→②親が死ぬ。兄弟と離れ離れ
→③努力して家の再興を果たす
→④新たなスケールアップした難題が課される
→⑤見事応えて成功。
→④と⑤の繰り返し。でも偉ぶらない素晴らしい人
と、朝の連続テレビ小説のようなサクセスストーリーです。(むしろ朝ドラが伝記を参考にしている)
ただ、人間関係が結構リアルで、
- 金があれば群がり、貧乏になれば去る庶民。
- 仕事のしすぎていつの間にかいなくなる妻。
- 農民に賭け事を進めて食い物にするならず者。そこから賄賂をもらう役人。
- 出世だけを気にして指示がころころ変わる上司
などなど。
あれ?現代の会社員と一緒ですか?笑
また、私にとっても役に立つことが書いてあり、
- 人にただ節約させるだけでは隠れて誤魔化したり嫌がったりしてついてこない。その人にメリットがあるように工夫して指示することで本気で取り組み、組織としてもプラスになる。
- 自分が己が偉くなるための仕事では誰もついてこない
- 小を積んで大を為す。焦ってはならぬ
などなど。
と思って検索したら、ありました。笑。さすが。
そんなこんなで私も熟読させていただいた「二宮金次郎」。
読みやすくっておすすめです。
この学習漫画独特の絵がどうかと思っていましたが、パナコもお気に入りのよう。
兄弟を取り戻すために血走った目で覚悟する金次郎がかっこいいらしいです。
こういうリアルすぎて怖い描写もあるのですが、これをデフォルメされるとリアル感がなくなるので、これがベストな絵なのかもしれません。
後日、いたく気に入ったパナコが学校の図書室で別の二宮金次郎の本を借りてきました。今度は漫画じゃなくて本の方。
おお・・・さらに渋い。。。